子供の親権は取るべき?シングルファザーの実態と保証制度

こんにちは、京介です。

妻の不倫による離婚の場合、なんとしてでも親権を取りたいと思う夫はかなり多いそうです。
子供が居てもそれなりの収入があるし、子供を育てることは出来るだろうと考えていませんか?
私も子供の親権を取った時は経済的な余裕もあってか絶対に子供は妻に渡さないとその思いだけで親権獲得を目指しました。

しかし、実際のところシングルファザーになれば簡単には済ませられない事もあります。
まずは親権を取る以前にシングルファザーの実態を確認してみましょう。

父子家庭が大変な理由

第一にシングルマザーに比べてシングルファザーは会社などでの理解が十分に得られていません。
もし育児や家事のサポートがない場合は残業も出来ませんし、子供が病気になれば早退・欠勤などをせざるを得ません。

このような理由から、今の仕事を続けられなくなってしまったなどということもあるようです。
具体的にどのような悩みがあるのか、一度確認してみてください。

幼少の子供がいる場合

結婚していた時とは違い、自分が仕事に行っている時は誰かが子供の面倒を見なければなりません。
保育所に預けていたとしても、保育園のお迎えから帰宅までのお世話をベビーシッターなどに頼む必要があります。

また体調の変化にも対応出来るシッターや病児保育などに登録しておいたほうが良いでしょう。

このように今までかかっていた生活費とは別に子供を預けるための費用が発生します。
もちろん親に子供の世話を頼めるのであれば良いのですが、親元を離れて働いている人には厳しいですよね。

子供が小学生以上の場合

子供が放課後に家で1人になってしまう事が最大の悩みになります。
特に多感な時期は父親のサポートが必要ですし、きちんとしたコミュニケーションを取らないと子供の悩みや苦しみに気付いてあげられなくなります。

また、学校行事などに參加するのが難しくなることも懸念されますね。
このように子供を1人にしておくと寂しさから親の知らない所で夜遊びなどが増えることも多いそうです。

子供の生活を充実させるためにも、サッカーやピアノ・水泳など興味のある習い事をさせることと、毎日疲れていてもしっかりと会話をしてあげることが大切です。

また友人関係やその保護者、学校の先生とも気軽に連絡が取れる関係を築く事も大切ですよ。

父子家庭貧困化問題

子供のことだけではありません。
父子家庭が貧困化している問題もあります。

シングルマザーの貧困に関しては以前から取り上げられていますよね。
しかし比較的裕福とされていたシングルファザーも貧困化していると言われているんです。

子供に合わせた働き方で貧困に

第一は子供に合わせた働き方をすることで生活水準が下がってしまうという人が多くいます。
なぜ子育てを優先してしまうと収入に問題がでてくるのでしょうか。

  • 早出・残業ができない
  • 出張・転勤ができない
  • 労働時間が減る

このように、子供に合わせるだけで思うように働けず、社内評価が下がってしまいリストラアルバイト扱いにされることもあるようです。

会社がシングルファザーへの理解が厚ければ良いのですが、シングルマザーに比べて世間の評価は厳しいものとなっています。

高所得でも返済に追われる

例え高所得であっても、住宅ローンなど終わっていない返済などに追われたり、子供の急な病気などの病院費で貯蓄ができない「隠れ貧困」になることもあるそうです。

とにかく子供がいるということは予想外なことが起こりやすいということを想定していたほうが良いため、たとえ経済的に余裕があったとしても今後きちんと貯蓄できるかを見極めた方が良いでしょう。

シングルファザーの悩みまとめ

  • 育児支援をしてくれる人がいない
  • 保育所・シッターなどの費用が加算する
  • 学校行事に參加出来ない
  • 子供とコミュニケーションを取る時間がない
  • 思うように働けず収入が減った
  • 会社がシングルファザーへの理解がない
  • 貯蓄がなく生活が貧困化

シングルファザーは「助けて」が言い出せない

昨年、東京都江東区で父子家庭の父親が、5歳の息子を殴って死なせてしまった事件がありました。これを聞いたとき、私は「人ごとではない」と感じたのです。

このお父さんは、男手一つで育てているからこそ、育児に手を抜いてはいけないと、気負っていたのではないか。きちんとしなくては、と思い込み過ぎ、子どもの5年後、10年後を考え過ぎて過剰にしつけへと促された結果、オーバーヒートしてしまったのではないか、と思いました。
父子家庭のパパは最後の最後までSOSをださない-NIKKEI STYLE

男手一つで育てているという責任感から、気負いすぎる人もいるようです。
しかしその責任感を子供に押し付けてはいけません。

その責任感からつい子供に手を出したり、殺してしまうという事件が実際にあります。

私の家は父子家庭で、最近よく喧嘩をしてしまいます。
原因は父曰くいつも私です。
恥ずかしながら、私も言われてみればそうかも、、と思ってしまって何も言えません。
ストレス発散なのか、しつけなのか?

幼少期に愛情をあまりもらっていない人は
DVをしやすいと聞いたのですが、
父はそのようだったそうです。

顔やお腹や腕など殴られたり蹴られたりつねられたりします。
これはDVなのでしょうか?

DV(?)されたあとは仲直りしたような感じになって安心して、
しばらくするとまた。。といった感じです。

補足毎回、
口で言ってもわからないから殴るんだ
と、全て自分が正しいような言い方をしてきます。
怒らせるおまえが悪い、など
これってDV?-ヤフー知恵袋

このように実際の暴力だけでなく暴言で子供に対して「いい子」を強要してしまうこともあるんです。
自分はそのような性格ではないから大丈夫、と思っている人は要注意です。

真面目な人、そうでない人関わらず環境は人の性格を変えることもあります。
あなたが必ずしも子供に暴力や暴言を吐かない可能性はないんです。

ではなぜ気負いすぎるまで人を頼らないのでしょうか。

助けて欲しいとは思っていない人が多い

この「助けて欲しい」と思っていない、という言葉には女性と男性の考え方の違いや世間的な様々な問題が見え隠れしているようです。
中でも「男なんだから」自分でできる、と言い聞かせて助けを求めない人が多くいます。

特に収入には困っていない、家庭的な余裕があるけど心に余裕がない場合。
現実的に目に見える部分が余裕だからか、自分が精神的にいっぱいいっぱいになっていることに気づかない場合があります。

自分が頑張って働けば、子供にひもじい思いをさせることはない。
その頑張った成果で生活が維持出来ているからこそ「助け」を求める必要性を感じないんです。

でも実際には心に余裕がなくなっており、気がつけば子供を過度に叱ったりDVやモラハラ等に繋がっていた…なんてこともあります。

もし親権を獲得してシングルファザーを選択するのなら、生活環境が整っているだけでなく、自分の心の余裕も確保出来ているかを定期的に確認したほうが良いでしょう。

お住まいの自治体それぞれに子育てに関する相談窓口が設置されています。
日頃の悩みを相談出来るので、「助けは必要ない」と思っていてもちょっとした悩みでも吐き出してみてください。

シングルファザーのワンオペ育児問題

助けを求めにくいシングルファザーに対してシングルマザーは助けを求めやすいとも言われています。
というのも、女性ならではの「コミュニケーション能力」があるからです。

日本では今でもほとんどが母が子供の面倒を見る、という文化が根強く残っています。
そのようなことから、幼稚園・小学校など学校で「ママ友」を作りやすいんです。
ママ友ができれば、ママ同士の悩みやサポートなどの情報を共有したりできますよね。

でも男親になるとそれは別です。
シングルファザーだと、なかなか周りに育児の悩み相談を出来る人がおらず「ワンオペ育児」になってしまうこともあります。

ワンオペ育児とは

ワンオペ育児の「ワンオペ」はワンオペレーションの事を言います。
ブラック企業で深夜帯や客が少ない時間帯に1人ですべての業務を示す言葉として使われています。
その育児版です。

男性同士だったら相談しやすいかというとそうではありません。
また、仕事の忙しさからなかなか子供の友達やその両親に会う機会がないなど様々な理由から人に頼りづらい状況になるそうです。

そういう点でひとり親家庭での制度を知らないまま過ごしたり、助けを求めにくくなります。
親権を獲得したいと思っているなら、もしワンオペ育児になったとしてもしっかりと頼れる所には頼れるようにどのような制度があるのかを知っておきましょう。

シングルファザーが知っておきたい公的制度

児童手当

子供が中学卒業までの児童を養育している人に対して支給されます。(15歳の誕生日の最初の3月31日まで)
以前までのこども手当とはちがい、所得制限が設けられています。

子供1人対する月間支給額

  • 3 歳未満…1万5,000円
  • 3歳以上小学校卒業前…1万円
  • 中学生…1万円

※予測できる範囲の数字です。状況によって変動する可能性があります。

児童扶養手当

父子手当」とも呼ばれており、子供1人あたりに対して毎月支給されます。
所得により制限があり、収入が多い場合は受け取れません。
児童扶養手当を受ける事によって、交通機関の割引制度なども適用されます。

全額支給の場合の月額

  • 子供1人…4万2,330円
  • 子供2人…4万7,330円
  • 子供3人…5万330円

※支給額に関しては物価水準や法改正により価格が変動する場合があります。

児童育成手当

都道府県によって導入されていない場合もありますが、ひとり親家庭に対して子供1人に月13,500円支給されます。

対象者になりうる状況

  • 父母が離婚している
  • 父または母が死亡または生死不明
  • 父または母に1年以上遺棄されている
  • 父または母が法令により1年以上拘束されている
  • 婚姻によらず出生した
  • 父または母が重度の障害を有する(身体障害者手帳1級・2級、愛の手帳1度-3度)
  • 父または母が裁判所からのDV保護命令を受けた児童

特別児童扶養手当

精神や身体に障害を有する児童に対して手当を支給することが出来ます。
20歳未満で精神や身体に障害を有する児童を家庭で監護している父母を対象とした制度です。
ただし所得制限があるので全額受け取れるわけではありません。

支給月額

  • 1級…51,450円
  • 2級…34,270円

父子家庭の住宅手当

シングルファザー家庭の世帯主が月額10,000円を超える家賃を支払っている場合に支給されますが、自治体によって条件が異なります。
自治体によっては手当を設けていないところもあります。

ひとり親家庭等医療費助成

病院・薬局・診療等で調剤等を受け取る時に支払う自己負担分を助成するものとなっています。
18歳になった誕生日から最初の3月31日までの子供を監護・養育している親または子供に支給されます。
自治体によって細かな設定は違ってきます。

控除一覧

  • 一律控除(社会保険料相当分)…8万円
  • 雑損・医療費小規模企業共済等掛け金・配偶者特別控除…控除相当分
  • 特別障害・特別障害者不要控除…40万円
  • 障害者・勤労学生・障害者扶養控除…27万円
  • 老人扶養控除(本人)…10万円
  • 老人扶養控除(扶養義務者・配偶者)…6万円
  • 寡婦(夫)控除…27万円
  • 特別寡婦控除…35万円
  • 特定扶養親族(本人)…15万円

遺族基礎年金

18歳に達して最初の3月31日までの子供を持つ配偶者に対し、子供の人数に応じて支給されます。
以前までは母子家庭のみでしたが、平成26年からは父子家庭の父にも支給されようになっています。

支給額

  • 子供1人…100万4,600円
  • 子供2人…122万9,100円
  • 子供3人…130万3,900円

※3人目以降は子供1人につき7万4800円増額

生活保護

困窮の程度に応じて必要な保護を行う制度です。
最低限度の生活を保障し、自立をサポートしてくれます。

費用の定め方は最低生活費から収入等を引いた額を保護費として毎月支給。

保護の種類

  • 日常生活に必要な費用
  • アパート等の家賃
  • 義務教育の学用費
  • 医療サービス費用
  • 介護サービス費用
  • 出産費用
  • 就労に必要な技能取得等にかかる費用
  • 葬祭費用

所得税・住民税の減税(寡夫控除)

納税者自身が寡夫である時は一定の金額の所得控除を受ける事が出来ます。
寡婦控除とは若干内容が違うので間違えないようにしましょう。

寡夫控除の対象者

  • 妻と死別していて独身である場合
  • 妻と離婚していて独身である場合
  • 妻の生死が不明な場合
  • 同じ生計の子供の総所得金額が38万円以下である場合
  • 親子の合計所得金額が500万円以下である場合

以上を満たしている場合、寡夫控除として所得税から27万円、住民税から26万円が控除されます。

保育料の免除または減額

自治体ごとに免除や減額制度が違ってきます。
それぞれの自治体に問い合わせて確認してみましょう。

保険料が生活を圧迫することも

シングルファザーになるということは、子どもや生活費だけがかかってくるわけではありません。
意外と忘れがちになるのが子どもの「保険」。

この保険の事を忘れたまま協議離婚をしてしまうと、協議の場でもめる事もあります。
さらに離婚後保険金を持ち逃げされることもあるそうです。
今加入している保険が誰の名義であるのか、本当に必要なのか、今後加入しておくべきかを一度離婚前に見直しておきましょう。

子どもの学資保険は負担になりやすい

子どもの学資保険は普通の貯蓄とは違っており、途中で解約した場合は今までに支払った保険料に比べて返ってくるお金は少なくなります。
契約時に解約返戻金一覧表がついていると思うので、それにより確認出来ます。

解約返戻金が少ないからと言ってムリに払い続ける必要はありません。
本当に生活が苦しいのであれば、途中で解約して解約返戻金を別の保険に当てるなどしたほうが良いでしょう。

ただ、学資保険に加入出来るのは6~7歳までと年齢を定めている保険会社は多くあります。
一度解約したらもう一度加入出来るものでもありませんので解約の際は十分考えてから解約しましょう。

支払いが終わっていない保険が負担に

支払いが終わっていない保険を自分だけで支払っていくのはかなりの負担になります。
もしその保険の満期が長期に渡る場合はその期間毎月数万円払うことになります。

もし保険の見直しをしない場合は、結婚時に加入した無駄な保険をそのまま払い続けているなんてことにもなりかねません。
負担を減らすためにも、一度保険を見直す事が大切です。

保険の見直しは家族保険に強いところで相談しよう

保険の見直しでも、様々なサービスがありますよね。
中には終身保険に特化した相談所なんてところもあります。

もちろん今回の場合は、「家族」に関わる保険がメインになるので家族関連の保険に強い所に相談することをおすすめします。
家族や子どもの保険を今まで多く扱っていたり紹介している分、どんな状況にも対応しやすいというメリットがあります。

おすすめは学資保険などを積極的に取り扱っている「保険相談ならじぶんの保険」という保険専門家FPが無料で保険プランを提案してくれるサービスです。

今の保障内容がどうなっているのか、さらに子どもに関する保険はこのままでもいいのかなど相談することもできます。
また自分にあった内容の保険も紹介してくれるので、より安価で自分に有益な保険を探しやすくなるんですよ。

相談やプランの提案はすべて無料なので一度相談してみてください!

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親権を取る前にしっかりと準備をしよう

親権獲得をするにはそれ相応の証拠が必要になります。
裁判で親権を争う時は、子供にとって妻は親権を取るに値しないということを裁判官に訴えなければなりません。

親権獲得には夫側のこれまでの監護状況や家庭環境なども影響してくるのですが、その他にも妻の不倫の証拠は必要です。
なぜなら親権獲得においては「子の福祉」を重視されます。
どちらに育てられた方が良いのかを裁判官は見定めるのです。

当然不倫するようなやつには任せられない!と思うかも知れませんが、状況によっては母親に親権が渡ってしまうこともあるのです。
そこで重要なのが妻の不倫の状況。

  • 子供を不倫現場に連れて行った
  • 不倫をするために子供に留守番をさせた
  • 不倫をするために育児を放棄した
  • 子供の進学費用を使い込んだ

このようなことがあると母親に子供を育てる意思がないと判断されます。
アメリカでは子供に留守番させるだけで逮捕される州もあるので、子供を一人で置いておくというのは世界的に見ても許されない行為なんです。

もし今まで家事・育児を任せっきりで親権が取れないかも知れない、という方は不倫の証拠によって大逆転するかもしれません。

このように収入があるから子供は引き取れる、というわけではありません。
今現在収入はあっても、子供に合わせた働き方をすればそううまくいかないこともあります。
親権獲得も大事ですが会社などにシングルファザーになることを事前に相談しておきましょう。

また、ひとり親用の制度は所得によっては控除されなかったり、支給されない場合もあるのですが少しでも頼ると生活水準もぐんと上がります。
同様に保険の見直しをすることでも負担をかなり減らすことも出来るんです。

さらにきちんと子供とのコミュニケーションや近所・学校などでのコミュニケーションを取ることを忘れないようにしましょう。

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